なんとなくきつい印象のあるトラック運転手ですが、実際の仕事はどうなのでしょう。トラック運転手をしていてつらい部分や大変な部分、逆に仕事の魅力や楽しさ、給与面なども気になります。
トラック運転手はどんな人に向いているのか、一日の流れや仕事内容などについて詳しくご紹介します。
1. トラック運転手の仕事、つらいことや大変なことは？
トラック運転手の仕事に従事するうえで、どのようなことがつらい、大変と感じるのでしょうか。
1-1 早朝や深夜に仕事がある
貨物を運ぶトラック運転手は、早朝から仕事が始まることの多い仕事です。例えば依頼した荷主や荷受先が朝9時から作業を開始する場合、その時間までに目的地へ到着している必要があります。短距離のエリアであれば1～2時間、長距離であれば深夜や明け方のうちに出発することもあります。
トラック運転手でも、定時の間に決まったルートを回るだけの仕事もあるため全てがそうとは限りませんが、始業時間が早い、深夜の運転で充分に睡眠時間が取れない、といった大変さはあるでしょう。
1-2 積み降ろしがある場合は肉体的なつらさも
小型トラックでの配送や引っ越しなど、仕事内容に積み降ろし作業が含まれている場合は、肉体的なつらさもあります。
昨今では、通販事業の拡大により物流が増加の傾向にあるため繁忙期が長く、比例して積み降ろしの作業も多いのです。夏や冬など、天候の影響も受けやすいため、体調管理が必須となります。
1-3 1人で行動する時間が長い
トラック運転手は基本的に単独で勤務する時間が長く、走行中は会話することもめったにありません。1人でいるのが苦痛な人には、他の仕事よりもつらいと感じやすいでしょう。
2. トラック運転手の仕事のやりがい・魅力
トラック運転手の仕事は、つらいことや大変なことだけではありません。以下のような魅力や、やりがいを感じられる仕事でもあります。
2-1 さまざまな場所へ行ける
事務所や店舗など1か所にとどまる仕事と違い、トラック運転手は荷物を届けるため、さまざまな場所へ移動します。普段、あまり出向くことのない地域を走る楽しみがありますし、交通事情に詳しくなることでドライバーとしての技術も向上していきます。
2-2 人々の生活を支える実感
貿易取引から引っ越し、商品の宅配に至るまで、国内外を問わず物流は人々の生活を支えています。企業からエンドユーザーまで、トラック運転手は世界の流れを動かす一旦を担っているのです。
常に意識することではないかもしれませんが、ふとしたときにそれを思い出すと、深いやりがいを感じることができるでしょう。
2-3 経済的な安定
現在、トラック運転手の需要は高く、自分の技術次第で高収入やステップアップを目指せる環境が整っています。
残業やオーバーワークなども法令によって改善されてきており、特に大型やトレーラー免許が必要なドライバー職は経済的に安定している職種であるといえるでしょう。
3. トラック運転手に向いている人の特徴
「トラック運転手としての職務にやりがいを持ち、きついと感じずに働ける」
そんな、トラック運転手に向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか。
3-1 運転が好き
仕事中のほとんどを運転して過ごすトラック運転手は、何よりも運転が好きでないとストレスを感じてしまうでしょう。運転技術の向上や交通法規の順守など、仕事としての運転に対して勤勉な姿勢で取り組める人であることが大切です。
3-2 責任感が強い
お客様から預かった大切な貨物を指定された時間内に届けるトラック運転手の仕事は、強い責任感を持つ人に向いています。長時間1人で移動する長距離ドライバーなど、自分の裁量で働く時間が多い場合は特に重要なポイントです。
3-3 1人の時間が苦ではない
事務所との連携や客先対応など、チームワークや人と関わる時間もありますが、それでもトラック運転手は勤務中ほとんどの時間を1人で過ごすことになります。
黙々と単独で働くことが好きな人、1人の時間が苦ではない人もトラック運転手に向いています。
4. トラック運転手の一日の流れ
トラック運転手の一日の流れについて、代表的な例を見てみましょう。
7:00～8:00
出社して点呼を取り、その日の予定や配送先について確認します。前日に予定が決まっている場合、出社時間は変動することがあります。車両点検やアルコール検査を行い、指定先へ出発です。
8:30～9:30
客先へ移動
11:00～12:00
客先へ到着したら貨物を納入します。フォークリフトを使って荷下ろしをする場合もあります。
12:00～13:00
休憩
13:00～15:30
配車係から指示を受け、次の配送先へ向かいます。
15:30～16:30
事務所へ戻り、燃料補充や業務報告などを行い退社します。
配送先によっては出社時刻が変動したり、残業が発生したりすることもありますが、「トラック運転手はきつい」というイメージよりもずっと働きやすい仕事だといえます。自分はトラック運転手に向いているかもしれない、と思った方は、求人への応募を検討してみてはいかがでしょうか。
現在、鈴与自動車運送ではトレーラー運転手を募集しています。短距離の配送をメインにした、海上コンテナ輸送のお仕事です。手積み・手降ろしなし、各種休暇制度や福利厚生も完備。長く働ける環境は整っています。トレーラー運転手に興味がある方はぜひ、募集要項をご確認いただき、ご応募ください。
