皆さんは海上コンテナを見たことありますか?ご存知ですか?普段生活する上であまり馴染みがなく、聞きなれない言葉だと思いますが海外と日本を結ぶ大事な役割を担っており、貿易に関する輸出入で大活躍しています。馴染みのない方々へ理解して頂けるよう簡単にコンパクトなご紹介をさせていただきます。
1.海上コンテナとは
コンテナとは内部に物を納める為の容器であり、海上コンテナとは、海上輸送用の規格サイズが国際的に統一されているコンテナのことです。国際規格化機構(ISO)により寸法、強度、外形などが規格化されています。主にアルミニウムやスチール製で作られています。
2.海上コンテナの大きさ・寸法
海上コンテナの標準サイズは基本的に2種類です。(40フィートコンテナには高さが約30cm高いハイキューブコンテナもあります)
- 20フィート ・・・・・・・・・・長さ約6M 幅約2.4M 高さ約2.6M 重さ約2.5トン
- 40フィート ・・・・・・・・・・長さ約12M 幅約2.4M 高さ約2.6M 重さ約3.8トン
- 40フィート(ハイキューブ)・・・ 長さ約12M 幅約2.4M 高さ約2.9M 重さ約4.0トン
※コンテナの長さ・高さ・重さなどは各コンテナ製造メーカー(船会社)によって異なるので詳細は確認する必要があります。
3.海上コンテナの種類
- ドライコンテナ
→最も普及しており、一般貨物輸送に使用されています。
- 冷凍コンテナ
→冷凍貨物(魚類・肉・果実・フルーツなど)を冷凍または冷蔵の状態のまま輸送ができます。冷凍ユニットが内蔵されており、一定の温度を保つことができます。
- タンクコンテナ
→液体・油などの貨物を対象に、タンクを備えたコンテナです。
- オープントップコンテナ
→コンテナの天井部分が開口となっており、通常のコンテナでは収まらない高さの貨物や上部から貨物を積載する際に利用されます。
- フラットラックコンテナ
→天井部分のみならず、両側面・扉部分もない特殊なコンテナです。上部・両側面から積載可能であり重量物にも耐えられる様、通常コンテナより床が厚くなっているのが特徴です。
4.まとめ
今回は貿易では欠かすことのできない海上コンテナについてお話させていただきました。メインとなるドライコンテナは2種類(高さが異なるのも含めると3種類)存在し、その他にも特殊コンテナが存在することが少しでも理解していただけたら幸甚です。次回は、海上コンテナを運ぶ専用トレーラー「シャーシ」についてご説明します。実際に鈴与自動車運送(株)の保有シャーシも掲載予定です!